本文へスキップ

採用と広報

印象に残る会社説明会の作り方

説明した内容のほとんどは忘れられる——その前提から設計する会社説明会の作り方。冒頭の空気づくり、記憶に残す仕掛け、説明会後のフォローまで解説します。

印象に残る会社説明会の作り方の要点をまとめた記事サムネイル

会社説明会の内容は、数日後にはほとんど忘れられています。候補者は何社も説明会を回り、情報は頭の中で混ざります。残るのは情報ではなく「あの会社、感じが良かった」という印象です。だとすれば、説明会は情報伝達の場ではなく、印象を設計する場として作るべきです。

冒頭の5分が勝負

人の第一印象は最初の数分で固まり、その後の話はその印象を通して聞かれます。事務連絡から始めず、冒頭に「この会社は他と違う」と感じる仕掛けを置きます。

  • 働く現場の音や映像で始める(言葉より先に空気を渡す)
  • 会社のテーマソングや採用ソングがあるなら冒頭に流す。音は場の温度を一瞬で変え、後日その曲を聴き返した候補者を説明会の記憶に引き戻します
  • 社長や社員が「今日いちばん持ち帰ってほしいこと」を最初に一言で宣言する

本編:説明を減らし、人を増やす

  • スライドの文字を減らす:資料は後で渡せます。その場でしか得られないのは人の生の言葉です
  • 社員の失敗談を入れる:成功事例より失敗からの学びのほうが、正直な会社という印象を作ります
  • 質問タイムを対話にする:挙手制は沈黙しがちです。少人数の座談会形式や匿名質問ツールで、候補者が「聴いてもらえた」と感じる時間を作ります

記憶に残す「持ち帰りもの」

説明会後、候補者の手元とスマホに何が残るかを設計します。資料一式より、① 一言で言える会社の約束(タグラインや理念の一文)、② 後で見返せる・聴き返せるコンテンツ(動画、曲、社員インタビュー)、③ 個人宛のメッセージ、のほうが効きます。複数社を比較する夜に思い出してもらえるか、が説明会の成果指標です。

終了後24時間のフォロー

印象が新しいうちに、お礼と次の一歩(個別面談・カジュアル訪問)を届けます。ここで説明会の世界観と同じトーンのメッセージを送ると、印象が一貫して強化されます。説明会は当日で終わらせず、24時間後までをワンセットで設計してください。

この記事の判断軸

会社説明会の印象は装飾だけでなく、候補者が質問できる余白と、説明内容の一貫性でつくられる。

選択肢を比べる

  • 事業説明:全体像
  • 社員対話:仕事のリアル
  • 質疑:不安解消
  • 体験企画:職場の判断方法。対象者と所要時間で組み合わせる。

実行手順とチェックポイント

  1. 参加者の関心を事前確認
  2. 冒頭で流れと質問方法を説明
  3. 具体的な仕事例を紹介
  4. 匿名質問も受ける
  5. 終了後に回答と次の接点を案内。

何を測り、どこで見直すか

参加から次の選考への移行、質問内容、満足度と理解度、候補者の辞退理由を併せて見る。

避けたい失敗

一方向の会社紹介に終始する、質問しづらい雰囲気を作る、動画や資料の誇張と実態が違う。

印象に残る会社説明会の作り方の要点をまとめた記事サムネイル

ケースに当てはめて考える

参加者が質問しない説明会では、最後に質疑を置くだけでなく、匿名フォームや少人数社員対話を途中に入れます。質問への回答を後日送る場合は担当と期限を明記し、未回答を放置しないようにします。

社内で使う確認メモ

説明会前後に「知りたかったこと/解消した疑問/残った疑問/次に知りたい社員」を匿名で集め、次回の時間配分や登壇者選びに反映する。

判断を振り返る質問

候補者が説明会で受け取った情報は、採用サイトや面接官の案内と一致していますか。答えにくい質問へその場で推測して返さず、確認して返答するルールがありますか。説明会の印象を演出だけで評価せず、候補者が選考参加を判断する材料になったか聞きましょう。

30日で試すための実務メモ

最初から全社や全媒体に広げず、対象と期間を限定して試します。開始前に現状の記録を取り、実施中は「何をしたか」と「どんな反応があったか」を分けて残します。30日後に続行・修正・中止のいずれかを決めると、実施そのものが目的になるのを防げます。

  • 対象:どの部署・接点・コンテンツで試すか
  • 仮説:誰の何がどう変わると考えるか
  • 記録:開始前と実施後を同じ条件で比べられるか
  • 判断日:いつ、誰が、どの記録を見て次を決めるか

同時に行った他の施策、組織変更、繁忙期などの条件も記録します。一つの数値だけで原因を断定せず、定性的な声と実施条件を合わせて判断することが大切です。

次の一歩:説明会後アンケートに「まだ分からないこと」を一問設け、次回の構成を直す。

まず、無料で相談する

採用サイト・説明会・スカウト・内定者フォローまで使い回せる採用ソングの制作と活用設計を支援しています。30分の無料相談で、今の採用導線のどこに音を置くべきかを整理します。

採用ソングについて相談する

すでに社歌・企業ソングをお持ちの企業は、THE COMPANY SONGへの無料掲載から始められます。