成果事例
音が購買行動を変えた。― 店頭音楽の実証研究から学ぶSong Marketing
店頭音楽が商品選択に与えた実証研究から、歌を売上へつなげる接点・適合・測定の設計を読み解きます。
音楽は、本当に購買行動を変えるのでしょうか。この問いに対して、店頭で実際の購入を観察した有名な研究があります。結論を先に言えば、音楽は「流せば売れる魔法」ではありません。しかし、商品と音の意味が合い、選択の場で接触し、結果を測れる状態にすると、音は意思決定の文脈になり得ます。
売り場で起きた、音と商品の選択
North、Hargreaves、McKendrickは、スーパーマーケットのワイン売り場で、フランスを連想させる音楽とドイツを連想させる音楽を日ごとに切り替えるフィールド研究を行いました。フランス音楽の日にはフランス産ワイン、ドイツ音楽の日にはドイツ産ワインが相対的に選ばれやすくなり、多くの購入者は音楽の影響を自覚していなかったと報告されています。
Nature掲載「In-store music affects product choice」
Journal of Applied Psychology掲載の詳細論文
「購買率が上がる」と短絡しない
この研究が示したのは、特定の条件下で商品選択の構成が変わったことです。来店者全体の購入率や売上総額が、歌だけで必ず増えると証明したものではありません。だからこそ、Song Marketingでは、印象的な曲を作ることと同じくらい、何を成果指標にするかを先に決めます。
売上につなげるための4つの設計
1.商品と音の意味を合わせる
高級感、親しみ、地域性、速さ、安心感。商品が選ばれる理由と曲調・言葉がずれていると、記憶には残っても購買には結びつきません。
2.選択の直前に置く
SNSで一度聴かせるだけでなく、店頭、商品ページ、比較表、営業資料、デモ画面など、意思決定が起きる場所に同じ音を配置します。
3.次の行動を明確にする
歌の余韻だけで終わらせず、「試す」「相談する」「商品名で検索する」など、受け手に取ってほしい行動へつなげます。
4.公開前後を測る
購入率、指名検索、商品名の想起、商談化率などから一つを主指標にし、対象期間、母数、流入経路、比較条件をそろえて確認します。
THE COMPANY SONGの考え方
私たちが提供したいのは、一度話題になる曲ではなく、企業が使い続けられる「音の営業資産」です。歌詞、15秒・30秒版、動画、店頭・営業での利用、掲載ページ、計測までを一つの設計にすることで、歌を売上へ貢献させる可能性を高めます。
研究結果は特定条件下のものであり、個別施策の成果を保証するものではありません。THE COMPANY SONGでは、公開可能な事例について計測条件と限界もあわせて掲載します。